「るろうに剣心 The Beginning」のもう1つの原作と言えるOVA「追憶編」の魅力を紹介【金ロー放送記念】(アニメ!アニメ!)

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出典元:アニメ!アニメ!

少年ジャンプで人気を博した和月伸宏のマンガ原作の実写映画シリーズ最後の作品『るろうに剣心 最終章 The Beginning(以下Beginning)』が、金曜ロードショーにて2022年10月21日、地上波初放送されます。

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マンガの実写映画化シリーズとしては異例の人気を誇った同シリーズの最後を飾るのは、主人公、剣心が人斬りだった幕末を舞台にした物語です。彼の特徴である左頬の十字傷の秘密が明かされる重要なエピソードで、『るろうに剣心』という作品の根幹とも言える内容です。

しかし、この実写映画の制作陣が参照したのは原作マンガだけではありません。傑作の呼び声高い、OVAとして制作されたアニメ『るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー 追憶編(以下追憶編)』にも大きな影響を受けているのです。

原作マンガや、テレビアニメ版とは大きく異なるテイストで描かれたこのOVAは、『Beginning』のエンドクレジットにも「制作協力」としてクレジットされており、「もうひとつの原作」と言えるでしょう。
今回はOVA版の魅力を解説していきます。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さいませ。

徹底したリアリズムで描かれる幕末の人斬り
『追憶編』は、剣心の幼少期から始まります。人買いに買われ、連れられて行くところを夜盗に襲われ、後に師匠となる比古清十郎に命を救われた剣心は、その日から比古の弟子となり、厳しい剣の修行に明け暮れます。

苦しんでいる人々を救うために幕末の動乱に身を投じた剣心は、長州藩の桂小五郎に腕を買われ、人斬りとして働くことに。誰もが安心して暮らせる新時代を作りたいという純粋な同期とは裏腹に人を斬り続ける矛盾した日々に苦しんでいる時、剣心は雪代巴という謎の女性と出会い、心を通わせていきます。

巴との共同生活で束の間の安らぎを得る剣心ですが、巴の過去を知った時、人斬りとして多くの人間を殺めてきた事実に向き合わなければならなくなるのです。

『追憶編』は、原作やテレビアニメ版のように必殺技名を叫んだり、超人的な動きを披露して戦うヒーローアニメではありません。描写はリアリズムに徹しており、原作にはあったコミカルなシーンも排し、本格的な時代劇として制作されています。
脚本を担当した十川誠志氏は、原作を読んで「幕末のリアルな人斬りが描ける」と感じ、それでいて「男女の愛」が基本に据えられていることでこれは面白いものになる、と感じたそうです。

そんな十川氏が脚本を書く上で参考にしたのは、1969年の実写映画『人斬り』だったそうです。この映画は、勝新太郎が岡田以蔵を演じており、様式的なチャンバラではなく泥臭くダイナミックな描写が持ち味です。地に足の着いた生々しい人間像を提示した作品で、『追憶編』もそれに沿った生々しさと泥臭さがみられる作風になっています。(参照:十川氏のブログより)

本作の監督を務めたのは、『SPY×FAMILY』の古橋一浩監督。作画監督には『鬼滅の刃』のキャラクターデザインと総作画監督を務めた松島晃氏が参加しており、現在の大ヒットアニメを手掛けるクリエイターたちがこだわり抜いて作った映像美も大変に見ごたえがあります。

『追憶編』から多くのシーンを引用している『Beginning』
『Beginningは』は、原作マンガのみならず、このOVAシリーズから引用されたシーンや台詞も数多く登場します。

例えば、剣心と巴が出会うシーン。剣心が襲ってきた刺客を倒し、血の雨を降らせた後に本物の雨が降ってきます。原作では雨は降りませんが、OVAでは降らせているので、この重要なシーンはOVAの影響の方が強いと言えるでしょう。

その他、重要なシーンで挙げれば、剣心と巴が京都から一時的に逃れて、仮の夫婦として生活する場面で畑仕事をする姿が描かれますが、この畑仕事というアイディアもOVAに準拠しています。この2人で野良仕事に精を出しているのが、夫婦っぽい印象を強く与えます。

何より、クライマックスの剣心が十字傷をつけられるやり取りがOVAに沿った展開になっているのです。概ね重要な場面は原作よりもOVAが参照されていると言っても過言ではありません。このクライマックスでの剣心の戦い方が、強烈に泥臭いのです。普段は、華麗な技を駆使して戦う剣心ですが、耳と目など感覚器官をつぶされた状態で、なりふり構わず刀を振り回す戦い方は、徹底したリアルを追求したOVA版の真骨頂と言うべきシーンになっていて、『Beginning』でもボロボロの剣心が泥臭く刀を振り回すアクションを披露しています。

『Beginning』も素晴らしいですが、その参照元となったOVA『追憶編』も大変に見ごたえがあります。『Beginning』のテレビ放送を機会に、見比べてみるのも面白いでしょう。

【放送日時・作品情報】
10月21日(金)9時00分~11時44分(50分拡大)地上波初放送
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021)
監督/脚本:大友啓史
アクション監督:谷垣健治
音楽:佐藤直紀
原作:和月伸宏「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(集英社ジャンプ コミックス刊)
出演:緋村剣心:佐藤 健、雪代 巴:有村架純、斎藤 一:江口洋介、辰巳:北村一輝、
桂小五郎:高橋一生、沖田総司:村上虹郎、高杉晋作:安藤政信、清里明良:窪田正孝、
角田:一ノ瀬ワタル、中条:平埜生成、村上:奥野瑛太、八ツ目無名異:成田瑛基、
雪代 縁(子供時代):荒木飛羽、片貝:池内万作、飯塚:大西信満

(C)和田伸宏/集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning 」製作委員会

いかにも
【誰でもできる】【簡単に】【誰でも効果がでる】
みたいに宣伝してるのは
逆に怪しすぎる印象をもってしまうよね

誇大な表現って警戒する人もいるよね。

わたしが気になっているのはコレ・・・

ぶっちゃけ、何だか怪しいなあ。
全額返金保証はついてるのかな?

やらないよりはやった方がいいのは分かるけど、
ちょっと不安~

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Posted by pff32590